日経新聞やインターネットで知ったロバート・フロスト氏というアメリカの詩人がいます。彼の「選ぶもののない道」は、新分野を切り開く企業風土を表す言葉として、よく引用されます。「夕焼けに染まった森の中で、道が二手に分かれていた。残念ながら、両方の道を選ぶことはできない。私はどちらを選ぶか長く考え、片方の道に目をやった。その道は、多くの人が通り、整備されていた道だった。それから、もう一方の道に目をやった。そっちは誰も通らない道で、草が生い茂っている。私にはそっちの道のほうが、とても魅力的に見え、その道を歩き始めた。わたしは自分の歩む道は、自分が作らなければならないと思ったから。あの日、私は自分自身の道を選ばなければならなかった。あっちの道はまたの機会にしよう、と思ったが、二度とこの場所に戻ってこないことを、私は知っていた。私はいま、昔のことを思い出し、ため息をついた。ずっと昔、森の中で道が二手に分かれていた。そして私は、人が通らない道を選んだ。その道のりは、想像を超えるほど大変なものだった。しかしそのことが、どれほど私の人生を刺激的で、おもしろいものにしてくれたことか。」魅力を感じる言葉です。
三つ子の魂、百までと言うことわざもあり、人間はあまり変わらない部分もあるのかもしれませんが、人間は成長することは間違いなくできると思います。ただし、知らず、知らず、努力して、成長していることもありますが、偶然の成長はあまりないのではと思います。特に、青春以降は、意思をもって成長することが大事と思います。偶然の成長ではなく、努力なくして成長なしです。
福沢諭吉氏の有名な言葉に「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」というものがあります。本来は「学問のすすめ」で皆等しく勉強しましょうというものですが、この言葉が有名で、教科書にも乗っています。福沢諭吉氏は1万円札となり、慶応大学も一番の人気の大学の一つです。この言葉は真理をついているのかもしれません。
大きな仕事を分解すると、面倒な仕事や小さな仕事がかなりの部分を占めており、大きな仕事の部分は一部のことも多くあります。でも、小さな仕事や面倒な仕事をおろそかにすると、大きな仕事もうまくできません。確かに無尽蔵に時間はなく、時間配分は必要ですが、基本的には、大きな仕事、小さな仕事、面倒な仕事も一生懸命にやる気持ちを持ってこそ、初めて大きな仕事のできる職員になれると思います。
小学校の頃は、協調や平等を教えられます。当然それは重要なんですが、一番評価されるべき人は、誰かというと、もって生まれた才能や環境が異なる中、自分なりに最大限努力した人が一番評価されるべきではと思います。協調や平等を言い過ぎると、能力のある方は力を抜き、能力が不明確な方はくじけそうになります。協調や平等は重要としても、全ての人が自分の能力を最大限発揮し、自分を最大まで磨く社会が良いのではないかと思っています。そのことで発生する課題等はあわせて思いやりを磨くことで、一定程度緩和できると思われます。努力が必ず報われるかはわかりませんが、皆が思いやりを持って努力していく社会がよいのではと思います。
仕事をしていると大変な仕事に当たることがあります。当然初めてですので、仕事の仕方はわかりません。関係課に聞いたり、業者の方に聞いたり、前の書類を調べたり、インターネットで調べたりして、少しずつ前に進むしかありません。とても大変な時もあります。大変だからと言って、悲しんでも始まりません。できるできないは別にして、できるのを目指して前向きに進むしかありません。困難なことでもめげない打たれ強い人になる必要があります。ある面、九十九転び・百起きです。
日経新聞を読んでいて、松下幸之助氏の発言で、事業はやめる時が失敗する時、絶対あきらめるな。起業すると心配が絶えない、それがトップの仕事と思って楽しめというのを知りました。参考となる意見と思います。
ワンピースという漫画がありますが、大人の自分が読んでも、面白いです。何故、面白いんだろうと考えました。冒険をすることで、新たなことを見聞きできワクワクし、スリルがあります。面白さはこのワクワク感やスリル感にあるのではと思いました。人間にはのんびりしたい気持ちもありますが、このワクワク、スリルを楽しみたい気持ちもあると思ったところであり、「大海原に漕ぎ出す勇気」も持ち、ワクワク、スリルを感じさせる人間にもなれたらいいなと思ったところです。
徳川家康氏は若いときに、三方原の戦いで、武田信玄氏に負けて命からがら逃げた時があったそうです。この時、徳川家康氏はその時の自分が恐れおののく姿を絵に描かせて自分を戒めていたそうです。あくまで推測ですが、徳川家康氏は、二度とああいう思いはしたくないという気持ちを持ち、日々人知れず色々な面で努力していたのではと思います。やはり自分を戒める心がないと成功はないと思ったところです。
子供の頃は、基本は自分のために生きています。失敗しても自分が影響を受けるだけです。ある面、責任は少ないです。でも、大人になるにつれ、周りの影響を考え、人のためも考慮し生きる必要が大きくなります。特に親になれば、子供や家族を守る必要も出てきます。子供の頃と同じ行動をしても、つらいと感じることがあり、子供のように無邪気に喜べません。自分の行動は皆に悪影響を与えていないか、人や家族のためになる行動がとれているかを、どこかで思慮しています。還暦の私は、挑戦を行う際も、自分が失敗しても自分だけが影響を受けるのではなく、周りにも影響を与えていることは自覚し、責任を持ち取り組んでいく必要があるんだろうと思います。
県庁で仕事してきた際の信条は、「仕事のできる人」になりたいということでした。どのような仕事でもきちんとやるには、内容を把握し、過去の状況も調べ、他県の状況を確認し、業者の方に見積もりを依頼し、関係部局に協力を依頼し、方針を検討し、上司や役職者や財政部局に説明し、予算を獲得し、人員を確保し、関係者の担当を決め、関係者を鼓舞し、時間外勤務が増えないよう気配りし、事業を実行し、発生する色々な問題や課題をうまく対処し、支出や契約事務も適正に実施する必要があります。熱心に勉強することが不可欠ですし、人に聞いたり、お願いしたり、人と議論したり、電話をかけたり、人と協力したり、色々な要素に取組み、磨く必要があります。また、一番大事なのはやる気を持つことと思います。やはり日々の努力が必要です。
電話の取り方は、就職したら大事だと思います。子供の頃は、ありのままテンションが低く電話をとることもあると思われますが、特に仕事では明るい声で丁寧にとる必要があります。また、佐賀銀行一年研修や県庁でも、所属の後に名前を名乗る必要があります。電話も責任を持ちとることが求められます。職場を背負っていることを意識する必要があります。電話は、家族と話す時と仕事で話す時を当然使い分ける必要があり、電話の取り方だけでもその人の気持ちが伝わるため、意識が必要だと思います。
子供時代、私の生家は、三世代同居でした。祖父、祖母もいました。今は、二世代が多いんですが、当然三世代だと、病気のことや、介護のことや、死亡のことが、身近なものとして、出てきます。今は、介護施設もありますが、昔は、家で数か月寝たきりになっている場合もあり、家族、特に母親は大変ですし、将来、自分もそうなることを、知らず知らずに感じます。今は、二世代なので、将来自分がそうなることがイメージできず、ついつい、強い言葉等が多くなるような感じもあるのではと思います。大人になるにつれ、自分も永遠ではないことをイメージして、柔らかな気持ちも持ち、生活する必要はあるのだろうと思います。
坂本竜馬氏は、手柄になる仕事は君達がやれ、自分は手柄にならないもっと大変なことをやると言ったそうです。坂本竜馬氏が本当はどういう人だったかは知りませんが、本当にそういう人であるならば、そのような生き方をすれば、少なくとも名前だけは残るのではないかと考えられます。
私の目指すリーダー像は、先頭でぐいぐい引っ張る人ではなく、最後尾に立ち、手から細い糸を広げ、周りの皆を緩やかに押し上げ、引っ張りながら、先頭を目指すイメージです。もちろん前を行く人がいますが、色々な人とともに、前をめざし、協力するとともに、切磋琢磨もしたいと思います。子供の頃は、先頭で引っ張るのがリーダーと思っていましたが、大人になるにつれ、自分に合ったリーダー像は違う形もあると思っています。
結婚相手を探すのは、実際に結婚するかどうかは別として、人生のテーマの一つだと思います。子供の頃は、20歳過ぎ頃までには、自分のパートナー候補が出るんだろうというお花畑的な気持ちもあると思いますが、結婚は縁なのでどうなるのかはわかりません。本人の自由意志ではありますが、パートナー探しも日々研鑽していく必要もあるだろうと思います。また、自分が本気にならないと相手も本気にならない面はあると思います。これは仕事等にも通ずる面もあります。日々自分磨きも必要とは思います。
「かぐや姫」という「神田川」の歌がヒットしたグループがいます。リーダーは「南こうせつ」氏ですが、「伊勢正三」氏もいます。タイトルは、忘れましたが、「伊勢正三」氏の歌の歌詞に、「人に恋したら、だれもが心の扉を閉め忘れては、傷つき、傷つけて、かけがえのない人生に気が付く」というフレーズがあります。中学、高校時代や大学の初めころは、皆、ある面で心の扉を閉めていますが、どこかで心の扉を開き、自分の意見を伝えたい日が来るのではと思います。それからが真の意味での大人なのかもしれません。
日経新聞を読んでいて、クラレ元社長の和久井康明氏の言葉で 大切なことは、どんな仕事、役割についても当事者意識を持つことです。「随所に主となれ。」という言葉がありますが、自分から主体的に参加し、周りの意見を聞きつつ、最終的にはそれらを束ねて実行に移していく。もし失敗すれば責任を取る。そういうことによって鍛えられ、能力がついていく。それが当事者能力というものです。単に自我が強いとか、評論家的な現状分析とは違います。私はそういう観点で人間を見ます。というものがありました。参考となるものがありました。
日経新聞を読んでいて、キャノン元社長の御手洗富士夫氏の言葉で、最後は人間だから人間を鍛えないといけない。教育問題は重要だ。時代によって求められる素養は変わるが、まずは勤勉を美徳とし、自己犠牲で公に尽くすという日本人の精神文化や価値観を教育の場で取り戻してほしい。というものがありました。参考となるものがありました。
企画調整課勤務時代に、「チーズはどこに消えた」という、民間企業勤務者のバイブルとして噂になり、当時の井本知事から企画調整課職員に読むように勧められた本がありました。内容は、ねずみが食べていたチーズがなくなってしまい、ねずみが戸惑う姿、一部のねずみが新たなチーズを捜しに旅に出る姿、最終的には新たなチーズの場所を見つけるような話だったと思います。この本を読んで、今は満足できる生活を送れているかもしれないが、いつも「現状に満足しない心」を持ちなさいと書いてあるなと思ったところです。
小学校三年生の頃、初めて人生が限りあることに気づき、不安になった時がありました。みんなこのことにあまり気づいておらず、自分だけが気づいているじゃないかと不安になりました。ある時、両親に人生には限りがあるんだということを伝えました。両親は何事もないように聞き流しました。大人はそれほど気にしていないのかなと思いました。1か月くらい不安でしたが、最終的には限りある人生であるなら人のためになるような人生を歩もうと思いました。そう思うとなんだか気が楽になりました。これが私の最初の目標だった気がします。限りある人生、情熱をもって歩んでいきたいと思います。
日経新聞を読んでいて、元気の出る中小企業経営とは、@眼力、闘争心、執着心、A進むべき道を明確に指示、B先頭に立って道なき道を切り開く、C企業に必要なものは、テクニカルスキル(専門知識・技術力)、ヒューマンスキル(コミュニケーション、引きつける魅力、信頼)、コンセプチュアルスキル(白紙に絵を描ける企画立案・提案)、Dエジソン氏は言いました。天才は1%の霊感と99%の発汗からなっている。エジソン氏も大変な努力をしている。というのを読みました。参考となるものがありました。
健康と美は重要な要素の一つです。才能ではなく、できるだけ楽に、健康と美を手に入れる方法を見つけることができればと考えたことがあります。実際は食事や運動、体重など、多面的で難しいと思うのですが、現在、食事療法では、三つぐらいあると思っています。一つは、弱アルカリです。人間の血液は弱アルカリです。これは酸性食品を食べても、アルカリ食品を食べても変わりません。変わるのはおしっこが酸性になるか、アルカリになるかで調整しているそうです。おしっこが酸性になると老廃物を外に出せなくなり、血液がドロドロになります。血液サラサラには、トータルで血液と同じ弱アルカリになるよう食べることではと思います。アルカリ食品は野菜や豆類等に多いです。
アルカリ食品は、次の「wellba(ウエルバ)のホームページ」の「食と栄養」の「食エッセンス」の「13.酸性・アルカリ性食品について」の「(表)食品の酸度・アルカリ度」で確認できます。
○ アルカリ食品 https://www.wellba.com/wellness/food/contents/00301/sa.html
健康と美の方法の二番目の食事療法はナトカリバランスです。カリウムとナトリウムは、人体の含有量は、カリウム約0.4%、ナトルウム約0.2%です。この濃度差でブドウ糖やビタミン、ミネラルを取込み、老廃物を排出できます。しかし、普通、ナトリウムを含んだ塩分を摂り過ぎ、バランスが崩れ、血液を薄めようと水分が加わり血液量が増え、血圧が高くなります。カリウムのあまりの過剰摂取はいけないのかもしれませんが、カリウムは余分なナトリウムを、尿と一緒に排泄し、健康と美容を保つ効果が期待できます。カリウムはこんぶ、わかめ、大豆、きなこ、いんげんなどに多く入っています。
カリウム食品は、次の「wellba(ウエルバ)のホームページ」の「食と栄養」の「食エッセンス」の「6.栄養のバランスとは」「(2)栄養素の相互バランス」の「カリウムを含む食品」で確認できます。
○ カリウム食品 https://www.wellba.com/wellness/food/contents/99101/k.html
健康と美の方法の三番目の食事療法は亜鉛です。亜鉛は発育を促し、傷の回復を早めます。不足すると、成長障害、貧血になります。日本人は不足しています。ただし、あまりの過剰摂取はいけませんが、通常の食事からではとりすぎにはならないそうです。サプリメントではなく、食事でとる方が良いと思われます。参考ですが、亜鉛は男性側からみると子孫繁栄のためにも必要な栄養素の一つとのことで、男性も亜鉛不足になることもあるのではと思われます。亜鉛は、生牡、カシューナッツ、レバーなどに多いです。
亜鉛食品は、次の「簡単!栄養andカロリー計算」の「栄養素別の食品一覧表」の「微量元素」「亜鉛」で確認できます。
○ 亜鉛食品 https://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/zinc.html
土曜日・日曜日(休暇)でくつろいでいるため、月曜日(休暇明け)が一番仕事や学校に行くのが憂鬱になるそうです。実際行けば普通と変わりません。仕事や行事等でも、行くのが億劫な時もありますが、いざ行ってみると大した時がないことが多いものです。月曜日(休暇明け)も自然体で通勤、通学し、いつも通り乗り切りたいと思います。
日経新聞を読んでいて、全社員が共有できる夢を失った企業の凋落は早い。共有できる夢を提供し続けることが経営者の役割である。経営者の夢は言葉や経営方針だけでなく、実際の日々の言動やその一挙手一投足から社員は敏感に感じ取る。それに共感し人生を賭ける人材がどれだけ集まるかが企業の命運を決する。経営者は視野の広さ、先見性と実行力、忍耐、無私の精神。稀有な資質であるからこそ成長できる企業も限られる。夢を共有している企業かどうかが問われている。というものがあり、参考となるものがありました。
私は、気概、がらっぱち、砂漠を歩くとかのキーワードも好きです。実際の生活上は、上品な面を持つことも必要です。図書館や九州陶磁文化館に勤務して、学びや文化の重要性も再認識しました。図書館での勤務開始時に、私のミッションステートメントに「文化を尊び、皆と新たな文化を築き上げる」を追加したところです。
私は図書館に勤務していましたが、新聞はよく読んでいるのに対し、就職後の読書は恥ずかしながら多くなかったです。でも、図書館の貸出数を増やしたいと思っていたところであり、職員の皆さんに色々工夫いただくよう、提案することがありました。そのような中、副館長自身が実際に読書し、ここが素晴らしいと、一言言うことが大事と指摘されたことがあります。確かに、実際に読書をして、非常によかったと言えた体験は多くはなかったと思います。文化性を高めるには、できる限り読書をし、読書の喜びを味わえば、人間が成長するだろうと思います。読書もしていければと思います。
佐賀銀行一年研修から戻り、40歳の頃から職場では、現役時代、毎日、朝7時30分から8時30分まで、お昼の12時15分から13時まで、経済紙と地元紙を読むようにしていました。自宅でも、他に1〜2紙読んでいた時期もあります。退職後は昼休みに経済紙を、自宅で他の1紙を読んでいます。文章を作るのが、若いころより、上手になった気がします。新聞で活字を読むことも良いことだと思います。
佐賀銀行の一年研修のなかで、ボーナス勧誘を少ししたことがありますが、いざ頼もうとすると誰に頼むのかと考える面がありました。新採の時に税金徴収をやっていたものの、人にお願いするボーナス勧誘は違うものがあるなと思いました。業務で勧誘とかしている人は、自分が人に頼む時のために日々の生活のなかでも気をかけて人付き合いしているなと思ったところです。また、二度の自治会長の経験がありますが、自治会活動をされている方には商売をされている方が多くおられました。時間に自由が利くというのもありますが、人との付き合いを広くしていくことを気にかけておられると思いました。自分にできる方法で、仕事等の機会も大事にし、人との付き合いを広くしていくことは大切なことだと思います。
神や仏は存在するか。よく「困ったときの神だのみ」と言うように、人は目標を達成したい時や、不安な時などは、神や仏に頼みます。実際は、この世に、実在する神も、仏もいないのでは思います。すべて自分の力で切り開くしかありません。神や仏に祈ることや、家族や恋人の存在は精神的支えになると思いますが、勉強や仕事で成果を出すためには、自分がやる以外ありません。ただ、神や仏に祈ることにより、それが自分との約束となり、自分のやる気につながることはあると思います。いずれにしても、自分で切り開くことが良い方法だろうと思います。そう覚悟を決めることで、初めて神や仏がより心の支えとなるのかもしれません。
佐賀銀行一年研修が半年程度過ぎた段階で、県庁で自分なりに一生懸命やってきたけど、職業が変われば自分の知らない感覚が多くあるんだな、やはり知らず知らず慣れがあったんだな、今まで大きな傘で守られている部分があったのかな等々感じた面があり、やはり毎日毎日を新鮮な気持ちで生き新しい感覚を日々吸収しなければならないなと思ったところです。
日経新聞を読んでいて、起業成功のための要素は 目的意識、計画能力、積極的行動力、創造力、豊富な人脈、人としての信頼度、情報力、自立心、顧客の明確化(お金を払うのは誰か、利用者の願望は商品ニーズではなく、お金を払う人が必要とするもの)、決してあきらめない意思の力、年齢とは関係なく持ち続けられる熱い情熱、一喜十憂から事業は始まる。というものを見ました。参考とする面がありました。
私は、中学から高校二年ぐらいまで、人生を深く考えてはいないで、ある面、気楽に生きていました。発言も、ウケを狙う発言も多く、それが皆をなごませると思っていた面があります。しかし、大学に合格する、大学で単位を取る、就職する、彼女をつくる、仕事をきちんとこなす、出世するとなると、お気楽では通用せず、真剣に取り組む必要があります。お気楽な発言や行動により、周りの人にも迷惑をかけてしまいます。確かに、オン、オフをうまく使い、オフの時は気を楽にした気持ちを持つことはあっても、オンの時は、ぎすぎすしないよう心がけつつ、真剣に取り組む必要があります。周囲の人たちもこの人は気を配りつつ真剣に取り組むことができる人かを見ているのだと思います。ある面、気楽に生きれるのは子供時代までで、その後は真剣で、思いやりを持ち、苦労にも挑む気持ちを持つことも不可避だろうと思います。
企画調整課勤務時代に、中学生の皆さんの県民提案の第一次書類審査員を行いました。提案を評価するに当り、私の考える理想の佐賀県は何だろうと考えました。思ったのは、「気概」、「意気に感ずる」、「よーしやってやろう」、そういう感情が充満した佐賀県がいいなと思いました。なにより、この感情は、才能、環境、気質等に関係なく、持つことができます。県職員の仕事は、日々の仕事をきちんとやるとともに、このような雰囲気を作り出し、維持できるしくみづくりを考えることも重要と思ったところです。
「気概、意気に感ず、よーしやってやろう」はどのようにしたら起きるのか。どのように起きるのかは明確にはわかりませんが、このような感情を人間は確かに持っており、自分がそのような感情になるときの状況等を、日々気にかけておくことは必要だろうと思っていました。私が思うにこのような感情は、やはり努力、挑戦、向上心、誠実、目標、謙虚などの要素が交じり合わないと起きにくいものであり、そのためには真面目さが必要だろうと思っています。なお、真面目は堅苦しく不良がいいと思う方もいるんですが、その場合も悪いことはしない真面目な思いやりのある不良になる必要があるだろうと考えているところです。
「気概、意気に感ず、よーしやってやろう」という感情を作り出せる人はどういう人なのか。講演会で「よーしこれからは絶対逃げない」と思い仕事を行ってきたと言われた古川元官房副長官、会ったことはないんですが、ボーナスを渡すときに700人の幹部職員と握手をしていたというキャノンの御手洗元社長や、例えば佐賀工業ラグビー部の小城元監督などもこれに当るのではと思います。現実はなかなか難しく、あくまで理想ではありますが、私自身も、そういう雰囲気も少しでも作り出せる人間になれたらいいなと思ってきたところです。
私は、企業支援の仕事も多く、一生懸命に仕事することが大事と取り組んできたところです。現在は、働き方改革も言われていますが、より成長するためには、一生懸命だけでなく、心の余裕と調和、恕(おもいやり)の心を身につけることも重要だと認識しています。50代半ばから、私のミッションステートメントにも、心の余裕と調和、恕(おもいやり)の心を加え、より意識してきたところです。「懸」と「恕」が重要なのだと思います。
どんなに大きな仕事でも、一つ一つやっていけば、少しずつ前に進みます。結果ではなく、一歩、一歩着実にやることが一番大事と思います。すべての人が自分なりに、自分の人生を前向きに生きていると思います。三歩進んで二歩下がっても、一歩は前に出ます。
企業等支援時代に定年企業に関する読書で得た知識ですが、伊能忠敬氏は人生50年といわれた時代に49歳で隠居後、ゼロから新しい知識を身につけ、55歳の時に測量を開始し、73歳で亡くなるまで測量を行い、精密な日本地図を作り上げたそうです。新たな目標に熱い情熱を傾けてまい進したことは驚愕に値します。定年起業の成功のカギは自分の頭の中をリセットできるかどうかである。過去の栄光をまったく捨て去り、新たな目標を設定し、これまでの知識と経験の上に新たな知識を積み重ね、さらなる飛躍に向かうパワーを発揮することが必要とのことでした。55歳の伊能忠敬氏も過去の栄光をリセットし、新たに挑戦しました。退職後も挑戦する気持ちは重要なんだろうと思います。
日経新聞購読で、伊藤忠商事社員の方の言葉で、毎日モノを右から左に売るだけでは商売は減る。現状維持では商いではない。「現状維持は即脱落」。それは野武士に例えられる会社の気質をよく表している。野武士はチャレンジを恐れない。一人一人の社員の姿。個の力を支えるものは、「ビジネスの構想力と交渉力」である。というものがありました。ある面、参考となるものがありました。
日経新聞購読で、イー・モバイル元会長兼CEO 千本倖生氏の言葉で、社員一人一人が革新的な意識を持ち、常に高い目標に向けて挑戦し続けるアグレッシブな姿勢こそがベンチャー企業の真骨頂です。新しいことへの挑戦には必ずリスクを伴いますが、リスクこそが自分を鍛えてくれます。そのリスクを乗り越え、何事かを乗り越え、何事かを成し遂げることに喜びを感じられることが大切です。その充実こそが次の挑戦への勇気とバネを与えてくれる。というものがありました。企業支援業務を行っていた時期でもあり、ある面、参考となるものがありました。
やる気の出し方には、3つぐらいのコツがあると思っています。一つは、自覚することです。自分は〇〇の所属員と自覚する。それにより、責任が生まれ、それがやる気に変わります。自覚が責任を生み、責任がやる気を生むです。二つ目は、口に出すことです。雄弁は銀、沈黙は金といいますが、自分の目標を口に出すことです。口に出すことで責任が生まれます。三つめは、皆が共有できる目標を持つことです。皆で共有することで、自分だけではない責任が生まれます。やる気は責任からもって来ることが一番ではと思います。私は、この三つを合わせ、図書館勤務時の朝会で職員の皆さんの前で、「図書館職員である峰は、皆と一緒によい図書館になるよう努力します。」と発表しました。そこには責任が生まれていたと思います。
地域産業支援センターの時、月1回、企業の方の勉強会に参加していましたが、企業の成功のために、ミッションステートメント(企業目標の提示)を作ることを学びました。作り方は、子供の頃から自分が感じてきたことを書き出し、今後の目標を作ることです。その時に私のミッションステートメントを初めて作り、その後も、少しずつ修正しました。県庁職員に合ったのかはわからない面はありますが、ミッションステートメントを作ったことは私には良かったと思っています。
仕事は皆が、一生懸命取り組んでいます。でも一生で一人でできる量は限られています。私にテレビを作れと言われても、一生かけてもできないでしょう。でも電機製造会社に就職すればできるかもしれません。仕事をする上で、自分ではどんなに頑張っても、次の人がまたゼロからやるのでは、何も進化はありません。仕事は一生懸命するのは当然ですが、次の人がゼロから始めないでよいよう、進化できるための仕事のノウハウが残るしくみを考えることが大切と思います。
私は小学校の頃、デビルマンにはまり、デビルマン好きと言われた一時期がありました。「悪魔の力、手に入れた正義のヒーロー」というフレーズが好きでした。大人になっても、つらい仕事から逃げるのではなく、人が嫌がり逃げるような仕事も、良い意味の悪魔の力も発揮し、結果的に仕事をうまくなしとげ、人の役に立つことが好ましいのではと思っている面がありました。真の意味で仕事のできる人になるには、違法なことを行うことは厳にいけませんが、天使と良い意味の悪魔と普通の男の力を駆使して、仕事を行うことは一部では効果的な面もあるのではとも思います。ただし、心の余裕と調和、思いやりの心を持って行うことが重要です。
人間は、初めてのものに興味がわきます。どんなに楽しい場所でも1回行くと、もう行かなくてよいと思うものです。新型コロナの時期の戦略はわかりませんが、リピートの多いディズニーランドは、従来必ず会場のどこかを工事しており、次に来られるときは、また、変わりますとの期待感を持たせているそうです。多くの経験のある大人を納得させるには、今後も成長していく気持ちを持ち、変化を期待させることが重要であると思います。
人生を生きる上で、普通は力を抜いていたとしても、どこかでは全力を出し取り組む必要が出てきます。でも、毎日を漫然と生きていると、ここ一番で全力を出すことはできません。内心では、自分は本気を出すとすごいと自負していたとしても、急に本気を出しても、それを継続した経験を持ち、自分のものにしていないと、全力をうまくコントロールできるような、ここ一番に強い男にはなれません。ここ一番に力を発揮できるよう、まずは、一度本気になり、本気を継続し、本気になった時の自分の感覚を把握する必要があると思います。ここ一番に強くなるための基本の一つとして、日々の勉強や仕事も一生懸命にすることが重要と思います。やはり、一生懸命にやるのと普通にやるのでは結果は違うものとなります。ただし、思いやりをもって、一生懸命にやることが必要と思います。
県庁の新所属長の研修はコーチングというものでした。コーチングは社員を育成する方法で、社員に考えさせるようなよい質問をすることです。話も聞きよい質問をする必要があります。社員育成は、まずティーチング(教える)、次にコーチング(よい質問を行い考えさせる)、スランプ時はカウンセリング(相談)を使い分けることとなります。コーチングはよい質問ができることが不可欠であり、日々研鑽することが重要です。
新聞購読で、三菱重工業元社長の大宮英明氏の言葉で、お客様のクレームにも率先して耳を傾け逃げることなく真摯に対処することを社内に徹底させました。そうすることで製品がよくなるだけでなく、事業部の体質そのものが改善し、売り上げも大きく伸びました。という言葉を読みました。私は実際にクレームを言われると、反論したくなることをなかなか卒業できない場合もまだありますが、クレームは宝という言葉はある面参考となるものがあります。
私は、子供の頃、野に山に川に遊び、ソフトボールが好きで、目立ちたがりで、元気のある、言わばある面がらっぱちでした。大人になればなるほど、上品に常識的になる必要があります。でも、人に迷惑をかけない範囲で、子供の頃のある面がらっぱちをどこかに持ち続けた人間でいたいとも思っています。なお、大人は子供の頃はよかったとよく言います。でも、本当は、子供の頃もつらいことはあったのだと思います。人間はよい思い出のみを残す傾向があります。現実は厳しくても将来は思い出になります。困難なことにも挑戦できる人でもありたいと思います。
高校二年の終わりころから、努力不足と能力の限界も感じ、大人への脱皮を模索し始めました。多分、このままではいけないと本能的に感じていたのだと思います。その時の担任の先生が、英語教師の採用二年目の女性でした。その方も私が模索を始めたのを感じてか、通知表に「地道な努力は簡単なようで、難しいものです。でもその中で自分の求めているものが見えてきます。それをつかむまでねばり強くがんばってください。」と書かれていました。本気で努力した経験がほとんどない、私にはふさわしい言葉だったと思います。
人間は、自宅にいるときは、多くの人が自然体です。でも、外に出るときは、よそ行きの自分を作ります。男はよろいをかぶり、女性は化粧し、よい服を着ます。行動も派手にふるまうこともあります。人間は、自宅でくつろいでいる時の自分が、本当の自分なのかもしれません。しかし、外に出るとおめかしした自分を演じることにより、心のアンバランスを感じるところもあると思います。外でも、精神的には自分を持ち、自立し、ありのままでいることができれば、周りにも平穏を作り出せると思っています。そのためには、自分のありのままを磨くことも不可欠です。
私の生家は、国鉄職員と農業の兼業農家でした。その頃の農業は、家族だけではできず、親類や近所づきあいも多く、周りの人と協調しなくてはいけませんでした。私は県庁職員勤務時の給料収入だけの生活で、生家も地域開発等もあり農業は三十年弱程前から行っていませんが、また、現在の農業は家族だけでできる面も多く昔とは違うと思いますが、周りとともに生きる農業の精神はどこかに持ち続けたいと思います。
佐賀新聞購読で、佐賀銀行松尾元頭取の挨拶で、人生とはより高いものを求めて道を歩いていくこと新しい道を進んで欲しい。勝谷佐賀鉄工所元社長の挨拶で、他人に優越することは少しも尊くない。真の尊さは、以前の自分に勝ることというものを読みました。また、日経新聞の購読で、社会人に求められるものは、洞察力、責任、情熱、構想力、決断力、実行力というものがありました。参考となるものがありました。
佐賀銀行総合企画部の1年研修に行ったとき、当時の指山頭取がその年の新入行員式の挨拶で、恥をかく勇気を持って仕事ができるようになろうと言われたそうです。私が思うに商売というのは、感謝の気持ちがないと収益を上げることが難しくなります。しかし、感謝の気持ちを持つことにより、自分の商売を好転させ、それで生活できることとなります。また、日常の生活のなかでも恥をかく勇気を持つことで円滑にいくことも多いと思っています。
多久市には、孔子氏の教えを書いた論語カルタがあり、小学生が勉強してます。その中で私が好きな三つは、@「夫子の道は忠恕のみ。」(孔子氏の教えは、自分を尽くすことと、人を思いやることのみ。)A「近き者喜べば、遠き者来る。」(そこに住む者が喜ぶ政治をすれば遠くの者も集まってくる。)B「徳ある者は必ず言有り」(心や行いの正しい人は自ずとすばらしいことが言える。)思いやりを持ち、人が応援し、よいことが言える人を今後もめざしたいと思います。
明石家さんま氏のギャグに生きているだけで丸儲けというのがあります。人生、山あり、谷あり、よいこと、悪いこと、うれしいこと、つらいことなど、色々なことがあります。悪いことが何度も連続することもあり、それを切り開くために、必死で取り組み続けることもあります。でも、生きているだけで丸儲けと思えば、つらいことも楽しむことができます。勉強や仕事を続けることは大変ですが、生きているだけで丸儲けです。そう思えば、つらいことにも明るく立ち向かうことができるのかなと思います。
田中角栄氏は、支援者等に金銭的支援をする時は、秘書に実際の支援を依頼することも多かったそうですが、高姿勢で支援するのではなく、支援する方が低姿勢に支援するよう、秘書に指示していたそうです。支援を受ける方は、支援を受ける負い目を感じており、高姿勢で支援すると価値が半減するとの考えです。また、桑田圭祐氏の歌詞に粋な努力をただで売るという歌詞がありますが、自分が非常に苦労したものを恩を着せずに支援できれば、信用が増すこともあるのかなと思います。実際の商売では、特許をとったり、また、自分の生活のためにはまずは自分だけを守ることが重要な場合も当然ありますが、地域を成長させるとか、県全体を発展させる等の共通の目的の場合には、意気な努力をただで売る精神も学んでいく必要はあるのだろうと思います。
私の大学生の頃、ゲーム機では、ファミコンが急拡大しました。その後も、任天堂のゲーム機が中心でした。その後、SONYがプレイステーションを出し、ゲーム機の世界で、任天堂を揺るがしました。その頃の県庁の朝会で、なぜプレステが広まったのか、それはソフト作成のための規格を公表したことにより、プレステ用のソフトが多数出たためであり、ある面、粋な努力をただで売ることにより、信用が増すこともあると言った記憶があります。しかし、その後、任天堂がDSやWiiで復活し、さらに、スマホが出て、SONYだけでなく、任天堂も巻き込み、その後も競争しています。一時期良いと思っても、それを持続することは難しく、常に挑戦が必要です。
立って半畳、寝て一畳という言葉があります。人間が占める場所は、起きているときは半畳、寝るときは一畳あれば足りるので、必要以上の富は望まず、満足することが大切というものです。「男一匹ガキ大将」や「俺の空」など男を描くのが得意な本宮ひろし氏の漫画でもよく使われている言葉です。人をうらやむことなく、自分に与えられた環境と能力で、胆を据えて、堂々と、力強く生きることを教えていると思います。困難と思えることにも堂々と立ち向かうことも必要と思います。
ベンチャー企業の勉強会に行っている際に、エリートでないことが強みと言われることがあります。エリートがやりたがらない仕事に着目することで、事業の種があると思います。私は、天国(自慢になり褒められること)にも、地獄(自慢にはならないが大変なこと)にも行ける人になれれば、より魅力的な人間になれると思っています。以前、本宮ひろし氏の漫画で「天地を食らう」というのがありました。実際は難しいかもしれませんが、よいことも悪いこともすべて飲み込めるような「天国にも地獄にも行ける普通の男」が私の理想像です。なお、心の余裕と調和、思いやりの心を持って行うことが必要と考えています。
ルイ・パスツー氏という、ワクチンの予防接種という概念を考え出したフランスの学者がいますが、多くの名言を言っています。その中に@「偉大な人々は目標を持ち、そうでない人々は願望を持つ。」A「準備を怠るものには、チャンスは決して訪れない。」(「幸運の女神は、常に用意した人にのみ訪れる。」等の意訳もあり)があります。成功のために最も大事なことは、目標と準備です。私も同感です。